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CGIとsendmailに対応したレンタルサーバ

当サイトで配布しているCGIは、CGI(Perl5以上)とsendmailの両方に対応しているサーバに設置する必要があります。

ここでは、天野が実際に利用している物を中心に、お薦めのレンタルサーバを紹介します。
(費用などは2013年3月20日時点のものです。
 月額利用料金は、1年以上の契約時のものである場合があります)

天野が実際に契約して確認したレンタルサーバは実績「◎」、サポート掲示板に設置URLとして書かれ、実際に運用されている実績のあるサーバは実績「○」としました。
自分は他を使ってるけど問題ないよー、という方は、情報をお寄せ下さい。

提供会社
プラン名
実績 料金 試用
期間
共有SSL 独自ドメイン持込 容量 最少
契約
期間
その他の特徴
初期 月額
さくらのレンタルサーバ
ライト(上)
スタンダード(下)
1,000円 125円/月 14日 × 無料 5GB 12ヶ月 天野もライトを使用しています。
実写でなければアダルト可

電話サポート有
500円/月 無料 30GB 1ヶ月

コロリポプラン(上)
ロリポプラン(下)
1,575円 105円/月 10日 × 無料 5GB 6ヶ月 アダルト(局部を描いたイラスト含)NG
他社からの引越・出戻りの場合初期費用半額(6/28まで)
263円/月 無料 30GB 1ヶ月

CORE-MINI(上)
xrea.com(下)
※運営会社が同じ
500円 208円/月 7日 無料 無料 30GB 初期費用無料(4/30まで)
アダルトはテキスト系のみOK
無料 無料 × 無料 無料 50MB 無料で使用できる
バナー広告自動挿入
新規会員募集は不定期
アダルト・アングラ系NG
Just size
サブドメインプラン
1,000円 200円/月 30日 × × 12GB 3ヶ月 同人系は契約時に申告が必要
局部描写がリアルでなければ同人のアダルトOK
クイッカ
エントリープラン
2,000円 98円/月 10日 無料 無料 1GB 6ヶ月 アダルトNG(実写以外は要問合せ)
FC2レンタルサーバーLite 2,000円 250円/月 14日 無料 要相談 5GB 1ヶ月 規約でアダルト系が禁止されていない
同一アカウントで無料サイト、ブログ、メールフォーム等が利用可
ラクサバ
ラクラクミニ
1,500円 99円/月 10日 無料 無料 2GB 6ヶ月 アダルトNG
ステップサーバー
スタンダード
600円 250円/月 10日 × 1.5GB 3ヶ月 文章・イラスト系であれば18禁容認
提供会社
プラン名
実績 料金 試用
期間
共有SSL 独自ドメイン持込 容量 最少
契約
期間
その他の特徴
初期 月額

Bfit-0
1,000円 0円/月〜 14日 300円/月 100MB 6ヶ月 アダルトNG
転送量に応じて月額利用料金が0〜200円になる。
利用料金はチャージ制。チャージ残高が0円になると自動で契約終了。
NSFサーバ
エントリープラン
1,600円 100円/月 14日 無料 1,200円〜 5.5GB 12ヶ月 アダルト、猟奇サイトNG
ハッスルサーバー 1,000円 208円/月 10日 × 無料 3G 3ヶ月 アダルトNG
99円レンタルサーバー
エコノミー
2,000円 99円/月 × 無料 無料 15GB 1ヶ月 アダルトNG
TOK2
Professional
無料 200円/月 14日 × 1,000円 無制限 12ヶ月 アダルト(性を連想させるものすべて)NG
エクストリム
ライトプラン
1,050円 98円/月 14日 無料 無料 2GB 3ヶ月 アダルトNG
ミニム
ミニマムプラン
480円 120円/月 14日 無料 無料 3GB 1ヶ月 アダルトNG
提供会社
プラン名
実績 費用 試用
期間
共有SSL 独自ドメイン持込 容量 最少
契約
期間
その他の特徴
初期 月額

独自ドメインを入手する

上で紹介したレンタルサーバでも、独自ドメインは取得できます。
サーバと独自ドメインをセットで申し込むと、割引などのサービスもあります。

すでにサーバとの契約が済んでいて、これから独自ドメインを購入するなら、以下のサイトがお薦めです。

購入したドメインは、毎年維持費用がかかります。

お名前.com みんなのドメイン スタードメイン ムームードメイン

レンタルサーバを選ぶ場合のポイント

レンタルサーバ会社がいくつもあって選べない! という方のために、乗り換え経験のある天野からいくつか助言をしたいと思います。

なお、ここでの話はOrderSystem-DXを設置し、かつ同じサーバにWebサイトを作成する事を前提としています。
(せっかく広告の出ないサーバと契約するからには、サイトやブログ、掲示板なんかも設置するでしょ? するよね?)
これが正解というものはないので、一番自分のスタイルに近いサーバを探してください。

初心者向けの話


無料サーバは避ける

ホームページ用に無料でスペースを提供してくれる会社はいくつもありますが、無料の所でCGIやsendmailに対応している所はほとんどありません。あっても抽選や申込みの条件(アダルトNGや特定ジャンルのコンテンツを含むサイトである事など)が厳しかったり、広告が自動挿入されてCGIの動作に問題が生じたり、個人運営で頻繁にサーバーがダウンしたりするので、お薦めしません

実際、CGIが使えて審査の緩い個人運営の無料のサーバにサイトを設置した事があるのですが、そこは週に1回はサーバが落ち、サポートはBBSしかなく、放置気味で利用者同士で情報交換するだけの場でした。
多少のお金を払ってでも、安定していてサポート体制も整ったサーバのご利用をお薦めします。

商用利用OKかどうか

同人誌の通販を商用に含めるかどうかは、運営者によって異なります。
念のため商用利用可能かどうかを確認した方が良いです。

有料サーバで商用NGの所の方が少ないですが…。

アダルトOKかどうか

自分は全年齢本しか出さない!と決めている方は関係ありませんが、現在成人向けの本を出している方、これから出す可能性のある方は多いと思います。

利用規約に「アダルトNG」とあった場合、実写は確実にNGです。
でも、文章やイラストならOKというレンタルサーバもあります。
アダルト画像を一切掲載しなくても、それを販売目的とするだけでNG、猟奇的な表現があればアダルトでなくてもNGなど、運営会社によって方針が異なります。 アダルトの定義について詳細が書かれていない場合は、問い合せしてみてください。

規約に違反が発覚した場合、予告無しにアカウントが停止されて注文ログにアクセスできなくなり、先払いしている利用料金も返金されません。
バレなければ大丈夫、という考え方は絶対に止めてください。

サポートが充実しているか?

よくある質問・FAQなどがカテゴリ分けされて見やすいか、過去の質問を検索できるか、電話サポートを受け付けているか、など、自分の求める水準に達しているかどうかを確認してください。

人気サークルの場合の注意点

レンタルサーバには、転送量の上限が設定されている場合があります。
当サイトのCGI(CGIの処理自体はサーバ内で行うので転送量に関係しません)+個人サイト程度なら問題ないでしょうが、動画などのサイズの大きなファイルをサーバ内に置いている人気サイトの場合は注意が必要です。

転送量の上限を超えると超過料金を請求される場合があります。
超過料金を取られない場合でも、頻繁に転送量の上限を越えるような場合は、運営会社から「上位プランへ変更するように」という案内が来るそうなので、その時は従うか余所に移転してください。

また、迷惑メール送信の対策として、一日に送信できるメールに上限が設定されている場合もあります。
1日50件までとされているサーバを利用して申込者と管理人に注文メールを送信する場合、同日26番目以降の申込者には注文メールが送信されません。

《sendmailで一日に送信できるメール数に上限がある例》:Yahoo!ジオシティーズ ※ジオプラス

サイトのURLで決める

どこのレンタルサーバか決められない。
そんな時、サイトのURL(インターネット上の住所)で決めるという方法をおすすめします。

例えば、独自ドメインを取得しない場合、レンタルサーバと契約すれば、
http://aaaa.BBBBB.jpや、http://sub-domain.domain.com
という形式のURLを割り当てられます。
 aaaasub-domainをサブドメイン。
 BBBBB.jpdomain.comをドメインと呼びます。
ドメインは、レンタルサーバが取得しているドメインになります。(複数用意されている場合は選べます
短いドメイン、長いドメイン、和風、洋風、可愛い、クールなど、自分好みのものがあるかどうか、事前に調べる事ができます。

サブドメインには任意の文字列(英数字と-)が使えますが、
先に使っている人がいる場合は申し込めません。

《例》BBBBB.jpドメインに申し込みたい。かつサークル名が「abc」なのでサブドメインを「abc」にしたい。
すでに利用者がいる場合⇒申し込みできません。別のドメインにするか、別のサブドメインで空きを調べてください。
まだ利用者がいない場合⇒申し込み可能です。http://abc.BBBBB.jpがあなたのサイトURLになります。



中級者向けの話


独自ドメインを持とう

独自ドメインは、レンタルサーバを引越してもそのまま使える住所のようなものです。

独自ドメインの例: http://OSDX.com (ドメイン名はOSDX.com)
サブドメインの例: http://zzzz.aaaa.com (ドメイン名はaaaa.com)

サブドメインの場合は、レンタルサーバの運営会社が持っている独自ドメインの中に、住所を間借りしている状態になります。
独自ドメインは、A社に間借りした住所http://zzzz.aaaa.comに割り当てて、見かけ上の住所をhttp://OSDX.comにする、という使い方をします

レンタルサーバ会社をA社からB社に変更すると、住所の実態はhttp://yyyy.bbbb.jpなどに変わります。
でも、独自ドメインを持っていれば、サイトの実態(データやCGI)をA社からB社に移した後で、http://yyyy.bbbb.jpの見かけ上の住所をまたhttp://OSDX.comに割り当てる事で、今までと同じアドレスを使用し続ける事ができます。

つまりサイトの引越しをしても、被リンクしてくれているサイトにリンクの修正をする必要がない。閲覧者にブラウザのブックマークを変えてもらう必要がない。というわけです。

レンタルサーバによっては、他社で取得した独自ドメインの持ち込みも可能です。移管費用は無料〜1,000円/回程度が主流です。

レンタルサーバを変更する可能性が少しでもある場合は、独自ドメインを取得しておいて損はありません。

なお、「日本語ドメイン」には対応していないレンタルサーバもあるので、取得する場合は「日本語ドメイン」でない方が良いかもしれません。

SSLに対応しよう

SSL【Secure Socket Layer】

Netscape Communications社が開発した、インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコル。現在インターネットで広く使われているWWWやFTPなどのデータを暗号化し、プライバシーに関わる情報やクレジットカード番号、企業秘密などを安全に送受信することができる。

SSLは公開鍵暗号や秘密鍵暗号、デジタル証明書、ハッシュ関数などのセキュリティ技術を組み合わせ、データの盗聴や改ざん、なりすましを防ぐことができる。
IT用語辞典e-Wordsより

簡単に言えば、SSL非対応の場合、サーバと個人のPC・スマホの間を行きかうデータが暗号化されておらず、悪意のある第三者に盗聴/改竄されてしまう恐れがあります。
SSLに対応する事で、サーバと個人PC・スマホの間を行きかうデータを守り、盗聴・改竄を防ぐ事ができるようになります

個人情報やクレジットカード情報を扱う多くのショッピングサイト、企業サイト等で導入されています。
SSLに対応しているかどうかで申し込むかどうかを決める買い手もいると思うので、なるべく対応した方が良いと思います。
(…そういう天野のサーバはSSL非対応ですけどね)

SSL対応済のサイトを閲覧する場合、暗号化・復号化するため表示速度が遅くなる場合があります。個人情報を扱わないページは、SSL非対応のままで十分です。

共有SSLと専用SSL

SSLには共有SSLと専用SSLの二種類あります。

共有SSLはレンタルサーバの運営会社が、自社サーバに対して取得したSSLを、サーバの利用者も使わせてもらうというものです。

利用にあたり、特別な手順や設定は必要なく、指定通りのサーバにアップロードして、アクセスするURLを「http://〜」から「https://〜」に変えるだけでOKです。

専用SSLは、レンタルサーバの運営会社に取得を代行してもらうか、自分で取得した証明書を提出するなどして、自分だけが使用します。
取得・維持には数万単位でお金がかかるので、個人での利用は厳しいと思います。

独自ドメインと共有SSLの問題点

大半のレンタルサーバ会社では、独自ドメイン+共有SSLの組み合わせを非推奨・NGとしています

これは、独自ドメイン+共有SSLを組み合わせると、盗聴・改竄の恐れがあり、SSLを導入する意味がなくなると言われているためです。

そのため、独自ドメインでSSLを使用したければ専用SSLを取得するか、個人サイト部分は独自ドメインにして、通販カート部分だけレンタルサーバ会社から借りたサブドメインのURLでサイトからリンクして使うという手もあります。
(独自ドメインを割り当てても、借りたサブドメインはそのまま残っていて使えます)

【具体的例】

 独自ドメイン:http://OSDX.com
 独自ドメインを割り当てられたサブドメイン:http://zzzz.aaaa.com
          ↓
 個人サイト・サークルの窓口は独自ドメインのhttp://OSDX.com
 個人サイトから通販CGIにリンクを貼る時だけhttps://zzzz.aaaa.com/OSDX/index.cgi

無料お試し期間の注意点

多くのレンタルサーバには、10日〜14日前後の無料お試し期間が用意されています。

使い勝手を確認してから本契約するか決めるのに便利ですが、この期間内は共有SSLが利用できない、独自ドメインの利用ができないなど、機能が制限されている場合があります



上級者向けの話

迷惑メールに振り分けられないために

サーバ側の設定によって、CGIから送信したメールが受け取る側で迷惑メールに振り分けられる確率が変化します。
(CGIは迷惑メールの送信に使われる事も多いため、あえて制約をかけてある場合もあります)
同じCGIを設置しても、迷惑メールになりやすいレンタルサーバーとなりにくいレンタルサーバー、受け取れるアドレスと受け取れないアドレスがあります。

法人向けの有料レンタルカートが用意されているようなサーバだと、迷惑メール扱いされないための対策がしっかりしている場合が多いようです。

また、「DNS逆引き設定」が可能なレンタルサーバであれば、設定する事によってスパム扱いされにくくなるという話も聞きます。
未着事故が良く発生するのであれば、レンタルサーバのマニュアルを確認してみてください。

ちなみに、天野はさくらインターネット(ライト)を使用していますが、
送信アドレスは「hotmail.co.jp」ドメインのものを使用し、メール未着の問合せが来る率は100回に1回以下です。
上に書いた「DNS逆引き設定」はしていませんが、gmail.com, yahoo.co.jp, 各種携帯へメールが届く事を確認済みです。

OrderSystem-DXを使っている人の口コミを参考にしたり、
無料お試し期間を利用して、なるべく多くのメールアドレスでCGIからの注文メールが受け取れる事を確認する、というのも一つの手です。
後者の場合は、迷惑メールフィルタが強力と言われているgmailやyahooメールなどは確認してから本契約するのが望ましいです。


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